Modular Soundsシリーズの最新回では、グラミー賞ノミネート歴を持つシンガーソングライター/プロデューサー/マルチインストゥルメンタリストのCharlotte Day Wilsonを迎え、現在彼女が繰り返し聴いている楽曲からキュレーションされたプレイリストをお届けします。ジャンルを自在に横断しながら、春という季節の移ろうエネルギーを映し出す、広がりのあるセレクションです。
「これは、いま私がよく聴いている曲たちをミックスしたもの。ジャンルもムードもさまざまで、かなり幅広いセレクションになっています。それをそのまま反映させたかった。季節の変わり目である春のあいだ、気分をやさしく温めてくれるような楽曲たちです。」
最新プロジェクト『Patchwork』のリリース(XL Recordingsより発売)を機に、Wilsonは新たな創作のフェーズへと踏み出します。そこでは直感、不完全さ、そして感情の誠実さが核となっています。コンテンポラリーR&Bとジャズを融合させたサウンド、そして深い表現力を持つボーカルで知られる彼女ですが、『Patchwork』ではより生々しく、磨き込まれていないアプローチを採用。もともとはデモとして生まれた楽曲たちが、その脆さゆえにすでに完成されていることに気づかされた作品です。形式よりも感情を、洗練よりも脆さを重視する姿勢が、コンセプトとしてもサウンドとしても体現されています。