Studio Nicholson Kyotoは、日本で3店舗目となる直営店としてオープンしました。この新店舗は、独自のロケーションにおいて地域の建築を繊細に解釈した、初の試みとして重要な節目となります。
関西初出店となる本店舗は、日本との長年の関係性、そして創設者兼クリエイティブディレクターであるNick Wakemanの、日本の建築やクラフト、素材に対する深い敬意を反映しています。空間は、ギャラリーのようなミニマルさと住居のような温かみを融合させ、地域特有の建築的ディテールに富んだデザインとなっています。
店舗は、かつて貴金属工房として使われていた京町家を改装したもの。建物が持つ空間性やプロポーション、視点の美しさに着目しながらブランドのコンセプトを表現し、多治見タイルや京友禅のろうけつ染めの暖簾、桐箪笥といった伝統的要素を取り入れています。
また、坪庭や京提灯といった関西特有の意匠を取り入れ、インダストリアルな要素と洗練された住宅的要素を融合。静けさと余白を感じさせる、思索的な空間が生み出されています。
Nick Wakemanは次のように語っています。
「この店舗には純粋さと静けさがある。ライトボックスや2階のシューラウンジに吊るされた大きな温かみのある伝統的な提灯によって、空間は完璧に照らされています。素材は触感を重視して選び、滑らかなステンレスと温かみのある木材、質感のあるコンクリートや粗い壁面仕上げを対比させています。坪庭は幻想的な要素を加え、入ってすぐに目を引く存在になっています。」
設計は、100年以上の歴史を持つ地元の建設会社と協働して行われ、京都の文化や建築への深い理解が反映されています。土間のエントランスには関守石が置かれ、京都の住居に根付く「迎え入れる」体験を大切にしています。
改装では、梁や木造構造などの既存要素を残しながら、建物の歴史や職人技を可視化。伝統的な町家の魅力を尊重しつつ、ブランド独自の素材感と空間設計を融合させています。
京都府京都市中京区寺町通蛸薬師下る円福寺前町268
営業時間:11:00 - 20:00